【LP】Bastien Keb - Organ Recital
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ジェイミー・カラムやジャイルス・ピーターソンらから 多大なる支持を受けるバスティン・ケブの新作 ,
2015年に発表したデビュー作『ディンキング・イン・ザ・シャドウズ・オブ・ジズー』がラジオをはじめとする多くのメディアで大きな反響を呼んだUKのマルチ・インストゥ ルメンタリスト、バスティン・ケブ。ジェイミー・カラム、ジャイルス・ピーターソン、ヒュー・スティーブンスらをはじめとする人気DJ達から多大なる支持を受けてきた彼は、 ジャズ、ソウル、ファンクを融合し、ヒップホップのテイストが加わったその独特のサウンドからボン・イヴェールやジェイ・ポールらと比較されることが多かった。そんな彼 が、 2021年発売『ザ・キリング・オブ・ユジーン・ピープス』に続く4作目、『オルガン・リサイタル』を完成させた。
アルバム『オルガン・リサイタル』は、自己不振と孤独から逃れるためのファンタジーの世界として考案された。現実世界の亀裂から垣間見られる日常の断片。それ は、遠くから聞こえる車の警報や夜行バスの乗客のヘッドホンから漏れる音、雨漏りする屋根から滴る雨やサイレン音。それらが、想像の入り混じった思い出と、 深夜の内なる声の会話からつなぎ合わされた夢のような旅を作り上げた。一部サウンド・トラック、一部ビート・テープ、一部記憶、そして残りの一部は夢から成る 楽曲たち。そしてそれは、前作『ザ・キリング・オブ・ユジーン・ピープス』で閉じた幕の直後であり、まるで二つの作品のギャップを感じさせない仕上がりとなっている。 制作に影響を与えた著名人は幅広く、デヴィッド・アクセルロッド、ケイト・ブッシュ、ロイ・オービソン、マッドリブからデルフォニックスまで。マルチ・インストゥルメンタリス トならではのバスティンは今作でもギター、トランペット、ベース、ドラム、ピアノ、フルートなどを演奏しているほか、独特で異世界的なレイヤーされたハーモニー・ ヴォーカルも健在である
ロンドン、サマセット、そしてバスティンの故郷であるレミントン・スパのさまざまなベッドルー ムにて、彼が倉庫の夜勤の仕事をしている孤独な時期に書かれ、自身 で演奏、レコーディング、エ ンジニアリング、プロデュース、ミックスも手掛けている。さらにゲストも、ヴァイオリンやハー プ、バック・ヴォーカリストらが参加している。想 像力に富んだチャンバー・ファンク、歪んだアンチ・バラード、そしてシネマティックなインストゥルメンタルが混合した今作『オルガン・リサイタル』。抜群の音楽的センス と創造力を持ち合わせたバスティンらしい作品が、またひとつ誕生した。
▶PLAY DIGEST
-Track List-
A1.The World Creaks Pt.2
A2.Pasadena
A3.I Wanna Be Your Man
A4.Protonooo Savvy GTi
A5.You Alright, Mike
A6.Stillmore
A7.Glass
B1.Past Only
B2.Past Midnight
B3.Have You Ever Heard Haunted Men Cry
B4.In The Woods
B5.Sugar Badasi
B6.Joyeux Noelle
B7.Ambers
B8.Burrowing
Label:GEARBOX RECORDS(GB1579)