【CD】Ramza - I Stay In The Mood
【CD】Ramza - I Stay In The Mood
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2019年作/限定ストック。
RCSRECS.が設立したMIX CD部門「Royalty Club」シリーズ第九弾は、ビートメイカー、RAMZA。
ゴスペル、スピリチュアル・ジャズ、ニュー・ソウル、ブラジル音楽、ジャズをRAMZAが独自のセンスで選曲/ミックス。静謐にして激烈な60分あまりの音楽体験。
【REVIEW】
完璧な音楽の配列。この美しい作品を所有するか、しないかはセンスの優劣に影響を及ぼす。
人生に喜びを与えるアルバム、というものが何枚かあって、節目節目でそれを聴き直したりする。とびっきりハイな時も、心が雨漏りするような夜も、何度かそのアルバムに助けられた。音楽は物言わぬ友人だからな。
音楽アルバムと人の出会いは様々だから、貴方にとってそれがどんな音楽なのかは僕には分からないけど、僕の場合、そのアルバムは(他にも何枚かだけあるのだけれど)Mr.BungleのCaliforniaだった。
大げさな表現は嫌いだけど、音楽とか絵、話術や料理、まぁなんだって良いのだけど、人が産み出す作品と言われるものを 美しい と見惚れる、聴き惚れる程のレベルまで高めると 光って見える、光が聴こえる という現象が起こることがある。人生に影響を及ぼす作品ていうのは、大抵その類のものだ。
I STAY IN THE MOOD 内でDonald Malloyのシャウトの後にTaylor Kirkの歌声が聴こえた時、(言葉遊びの妙も手伝って)この作品は紛れもなく淡い光を放った。つまりこの作品はそのレベルに達しているという事だ。この作品の音楽の配列には美しさすら感じる。
だけど、ここまで話しておきながら何故、「このミックスは美しいほどの光を放っている。」とか「輝かしいほどの光が…。」とか言わないのか?それはこれが、RAMZAと言う光を放つ現象(音楽)の片鱗に過ぎないからだ。このMIXと時をほぼ同じくして発売される、RAMZAの2ndアルバム「Sabo」において、その光は文字通り輝きを増すだろう。
でもこのMIXも買ってね!実際、この作品を所有するかしないかではセンスの優劣に影響を及ぼすと思うよ。
RAMZAの物を書く友人として ATOSONE
-Track List-
非公開
Label:RCSLUM RECORDINGS(RYCLUB009)